糠炊きの真実Ⅱ

 皆さんはどんな糠炊きを本物だと思いますか?

と、こう問いたいのですが知ってる方はごくわずか、いえ!きっと数パーセントでしかないでしょう…。

実際糠炊きを商品とする私たちでさえ知らないのかもしれないのです。

だってその当時の方が現存しない今、どう知る方法が有るのでしょう。

私共作り手としてでさえ伝え聞いた味や色あいを想像しながら、また、母親から受け継いだ調理法を思い出しながら作っているのですから…

10軒あれば10軒の味があるようにどれが本当の味とは言えないのがこの糠炊きの難しさなのですが、必ず守って欲しいのが"野菜を漬けこんだ栄養豊富な糠味噌を使用し魚を炊く”こと、それが北九州小倉の伝統保存食"糠炊き”なのです。

いま北九州小倉では、野菜を漬けこんでない糠で炊いたものも糠炊きと呼んでいます 。勿論、糠で炊いたから糠炊き…間違ってはいませんが、伝統を守っていきたい私にとっては何か納得がいきません。

ではどうすればいいか…

で、こう考えてみました!

熟成糠使用とそうでないものをランク分けすればいいのでは!…と。

野菜を漬け、時間をかけ、熟成させるその手間は、ランク分けするに相応しいのではないでしょうか。

10年以上もこのテーマで悩み続けてきた女将ですが、このランク分けの名案とても良いかも~!

そう思いませんか(^^)

 



 

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