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糠床講習会

早いもので、もう四月。 ついこの前まで冬の名残を感じていたのに、気づけば季節は静かに歩みを進めていました。 毎日、仕事に追われていると、月日の流れに鈍くなってしまうものですね。 ふとカレンダーを見て、「あら、もうこんなに経っていたの」と驚く始末。 これではいけないなぁ…と、少しだけ反省。 せっかくの一日一日、もっと味わいながら過ごしたいものだと、改めて思う女将でございます。 さて、毎月一度の糠床講習会。 ありがたいことに、毎回はじめましての方が入れ替わりでご参加くださいます。 そのたびに感じるのは、「糠床って、実はよく知られていないのだなぁ」ということ。 昔はどの家庭にも当たり前のようにあったと聞く糠床。 けれど今では、その姿もすっかり少なくなってしまいました。 「祖母がよく食べさせてくれたんです」 そんな懐かしそうなお話を聞く一方で、今はお店のお漬物が当たり前、という声も多く耳にします。 だからでしょうか。 「糠床って何ですか?」 そんな問いかけも、珍しいことではなくなりました。 講習会ではまず、「糠床ってこういうものなんですよ」と、そこから丁寧にお話しします。 四百年も前から受け継がれてきた、日本ならではの食文化。 その奥深さと同時に、伝えていく難しさも日々感じています。 糠床は、ただの“漬けるための床”ではありません。 微生物が生きる、小さな世界。 つまり“生き物”なのです。 そのことをお伝えすると、皆さん一様に驚かれます。 野菜を漬ける、という感覚から、 「微生物にごはんをあげる」という感覚へ。 その瞬間の、はっとした表情がとても印象的で―― こちらまで嬉しくなってしまいます。 糠床を育てることは、子どもを育てることに少し似ているかもしれません。 手をかけ、気にかけ、日々向き合うこと。 まずは、そのことを知っていただきたいのです。 これから「やってみようかしら」と思ってくださるあなたへ。 子どもを育てるように、向き合う覚悟はありますか? その心構えができたとき、きっと糠床は応えてくれるはず。 そしてもしかすると―― あなたの身体をそっと支え、健やかな毎日へと導いてくれるかもしれませんね。

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