糠床文化継承の難しさ

この度、我が研究会が文化庁に申請していた「百年フード」に認定され、ありがたくも有識者特別賞などもいただき感極まる所ではあるのですが、肝心の我が北九州の伝統料理、糠文化の要である糠炊きが今一つ盛り上りを見せていないのです。 これは何から来るのでしょうか、何に問題が有るのでしょうか?いつも頭をよぎるのは此のことばかりで、一向に前に進むことが出来ないのです。 勿論私だけが考えすぎる部分もあるのでしょうが、来店されるお客様のご賛否両論のご意見などにかなり影響を受けてはいます。 この多数の意見が行政に伝われば、糠文化継承にもっといい方向に進むのではないかといつも考えています。 しかし、行政側が今回の百年フード認定に対して、どの様な反応をされているのか、今後このどう生かしていけばよいのか考えているのだろうか、そしてこの認定の意味、価値の重要性…などといつも一人悩み、考えあぐねているのが実情なのです。 夜景の素晴らしさ、高齢者の住みやすい所、それぞれが全国一位、それはそれで大変素晴らしい事なのですが、我が北九州が誇る400年も続く糠床文化があり、糠炊き研究に対しての有識者特別賞をもいただいたその重要性にももっと目を向け対策を講じる必要性があるのではないのでしょうか。 発酵食品がメディアにも大きく取り上げられている今、健康食であるぬか漬けや糠炊きに注目すべきであり、健康の重要性を発信することが大いに社会貢献に値するものではないかと私は信じています。 今回は大変堅い話になりましたが、素晴らしい宝を道端に放ったまま見過ごしてはいけないという、正に宝の持ち腐れにならぬよう何かできることがないかしっかり考えていく機会にしたいと思い自問自答文となりました。 この梅雨が明けるころには良い報告が出来るよう頑張らんといけませんね~(^^)/

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